ビートニクス―コヨーテ、荒地を往く

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344013780
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C0095

内容説明

80年代から現在までメジャーミュージックシーンを牽引しながらカウンターカルチャーの分野でも果敢な言語実験を試み続け、その後の世代にも無数のフォロワーを生んだ佐野元春。彼がかねてから関心を寄せそのテーマとして取り上げてきたアメリカの文学運動「ビート=BEAT」をめぐるコラムをはじめ、彼の敬愛するアレン・ギンズバーグ、グレゴリー・コルソ、ゲイリー・スナイダーといったビート詩人たちへのインタビューを試みた貴重なドキュメント・エッセイ。佐野元春自身の肉筆による、ビート・コラムの集大成。

目次

ニューヨークシティ再訪(新しい靴に履きかえて―N.Y.C.1984‐1994;追憶のホテル・ルサーン―79th.&Amsterdam Ave. ほか)
ビート、そして反逆の天使たち(到着の日―聖地ナロパ;木漏れ日のアメリカ―土曜の午後のハンバーガーショップにて ほか)
ケルアック、彼のホームタウン(ボストン、マルケス、ドクター・ジョン;アストロズ・ピザにて ほか)
ビートとの対話(アレン・ギンズバーグ;グレゴリー・コルソ ほか)

著者等紹介

佐野元春[サノモトハル]
1956年、東京生まれ。立教大学社会学部社会学科卒。1980年、レコーディング・アーティストとして始動。83~84年のニューヨーク生活を経た後、DJ、雑誌編集など多岐にわたる表現活動を展開、「佐野元春ブーム」なる社会現象を巻き起こす。1992年、アルバム『スイート16』で日本レコード大賞アルバム部門を受賞。2004年に独立レーベル「DaisyMusic」を立ち上げ現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ユウスケ

3
ミュージシャン・佐野元春が、本人が敬愛するアメリカのビート文学に携わった人々を訪ねるドキュメンタリー。 まずやはり、憧れの人物と出会えたことの喜びが伝わります。そして、さすが詩にもこだわる人物と言える、紀行文の読みやすさと臨場感、さらには文体の豊饒さまで楽しめる1冊。 元春のファンのみならず、村上春樹のファンにもおすすめしたいですね。ルーツとしてよく似ているところがあるので。2021/11/08

中林助手2

1
佐野元春が1984年に暮らした街、ニューヨークを10年後に再訪。ビート詩人たちとの対談。2021/06/27

寺基千里

1
実際に現地まで赴き、ビートジェネレーションを作り上げてきた詩人らとの対話を繰り広げていく佐野元春の行動力に強く惹きつけられた。都市の観察者として目の鋭さが光っているように思う。まだ自分の中でビートジェネレーションについては掴みかねているが、体制の中でいかに自由で自分らしくあるかを言葉を起点に表現しようといた一つのムーヴメントなのではないかと本著で考えられた。また今後佐野元春を起点に「ビートジェネレーションとは何か?」「ビートとは?」を考えていく上で参考にすべきビート詩人たちを知れたのも非常に勉強になった。2020/08/01

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