内容説明
高虎は、歴史の日陰者となった。だが素朴な疑問がわいてくる。「ゴマスリ」だけで三十二万石の大名になれるのか?なぜ七度も主人を替えたのか?なぜ家康の信用を勝ち取ることができたのか?大名取りつぶし攻勢のなかで、なぜ生き残ることができたのか?これらの“謎”を、波乱に満ちた高虎の生涯で追いかけてみよう。人を誰も信じない家康の肝をつかみ、外様にして徳川の先鋒にまで昇りつめた男。乱世にも治世にも生き残る知恵と覚悟を活写。城・寺社史蹟一覧つき。
著者等紹介
小松哲史[コマツテツシ]
1943年東京都生まれ。早稲田大学政経学部卒。中学校教師を勤めたのち、アメリカ、カナダに渡る。帰国後、学習塾経営、通信社記者、雑誌ライターなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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