内容説明
1982年、8月17日、夜。暴風雨の首尾木村北西区で、ほとんどの村民が虐殺される大量殺人の発生が警察に伝えられる。しかし悪天候と現場に通じる2脚の橋が流れたため地区は孤立、警察の到着は翌日になってからだった。かろうじて生き延びたのは中学3年の少年少女3人と彼らが通う分校の教諭ひとり。被害者は、3人の家族ら14名で、そのうち11人が鎌で喉を掻き切られていた。不明な点もあったが、犯人は、事件当日、逃走後に事故死した英会話教室の外国人講師と断定された―。そして9年後、ひとりのフリーライターが生き残った者たちへの取材を開始するや、ふたたび猟奇的な殺人事件が起こる。凶器はまたもや鎌だった…。著者渾身の1944枚、傑作『依存』を超えた書き下ろし長篇ミステリ。
著者等紹介
西澤保彦[ニシザワヤスヒコ]
1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒。高知大学助手などを経て執筆活動に入る。「聯殺」が第1回鮎川哲也賞最終候補作となる。95年、『解体諸因』(講談社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダイ@2019.11.2~一時休止
122
エロ有りの大量殺人モノ。1章の終わりに感じる???がその後に解き明かされていく。それにしても行動動機を含め無茶苦茶な人物が多すぎる。2016/01/29
PSV
43
死にまくりの殺しまくり。残酷劇場。こんなに殺していいのか、ってくらい殺すけど、もっとやりすぎってくらいやってくれても良かった。エロ描写を減らしてでも殺しの描写に力を入れるべきだ。所詮はフィクション、机上のことなのだから、倫理だとか常識だとか、そんなもんはぶち壊して、もっともとお、殺して殺して殺しまくってもよかった。でも、これだけ振り切れると、帰って逆に清々しい。 ★★★★☆2012/06/13
紅はこべ
37
2段組の大長編だが、文章が達者なので苦もなくスラスラ。思ったより速く読めた。エログロミステリ。でも伏線の張り方はきれいだし、ミステリとしてはちゃんとしている。ただ犯人がこんな大量殺人を、さしたる抵抗も受けず、あっさり完遂できたことへの疑問は残るが。被害者の油断と不意打ちということで納得しよう。2008/08/30
ゆう
32
図書館本。首尾木村の住民が虐殺され、生き残ったのは子供3人と教師1人。久しぶりに読んだ西澤さんはなかなかのエログロ(笑)読んでて語り手がこんなに信用できないって久しぶりだわ。冒頭から疑惑の目で読み進めたら思いもよらない結末が待っていた。収穫祭ってそういう意味か!2017/10/24
どぅーさん
27
こんな素敵な本があるなんて読み友さんに教えてもらうまで知りませんでした❗️初読み作家さんなので他の作品も読んでみたい。 とある小さな村を中心とした物語。ある集団殺人をきっかけに生き残った子供達の見も心も破滅へと進んでいく。そんな大袈裟なものではないけど昔から自分にも破滅願望みたいなものがあって、仕事も家族も順調なのに急に何もかもどうでも良くなって壊したくなる時が来る。こういう本を読むと心が落ち着くから昔からこの手の本に引かれるのだとこの本に出会って気づけました。紹介してくれた読み友さんありがとうございます2020/03/22




