内容説明
悪名高き産廃処理業者の用地買収計画を内偵していた環境大臣秘書・香山素行の前に、中学時代の憧れの教師・花岡綾子が現われる。彼女はその企業の契約社員になっていたが、綾子の魅力に溺れる香山は逢瀬を重ねるようになる。だが、折しも発生した計画凍結派の町長襲撃事件が二人の関係を揺り動かす。事態の深刻化に慄える香山をよそに、綾子の言動はさらに妖しさを増してゆくのだった。まるで香山が中学時代のクラスメートとともに封印した、忌まわしい過去を掘り起こすかのように…。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。青山学院大学卒業後、ホテルマン生活を経て作家活動に入る。『高層の死角』(第15回江戸川乱歩賞受賞)、『腐蝕の構造』(第26回日本推理作家協会賞受賞)、『人間の証明』(第3回角川小説賞受賞)など数多くのベストセラー作品を著し、本格推理小説の世界で不動の地位を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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