内容説明
2005年4月に広島市民球場でデビューした、ベースボール犬ミッキー。大観衆の中、審判のもとへとボールを運ぶ姿に、誰もが温かい拍手と声援を送り、ペナントレースが進むにつれて人気は急上昇。ミッキーの登板日には、観客数が2000人以上も増えるようになった。一躍、広島の人気者になったミッキーと、その活躍をテレビで眺める広島東洋カープ2軍投手との心の交流を描いた、勇気と感動のフォトストーリー。
目次
第1章 シーズン前半戦
第2章 シーズン中盤戦
第3章 シーズン後半戦
著者等紹介
室積光[ムロズミヒカル]
1955年山口県生まれ。映画やテレビの俳優を経て、2001年、『都立水商!』(小学館)で小説家デビュー。水商売の専門学校を歌舞伎町に開校するという、奇抜な発想とテンポ良い文体が評判となる。また、東京地下鉄劇場を主宰して全国で公演を行う一方、野茂ベースボールクラブの運営にも協力するなど著述業以外でも幅広く活躍している
福岡耕造[フクオカコウゾウ]
1960年長野県生まれ。東京造形大学卒。写真家。イギリス全土を旅しながら土地の人々を撮影し、帰国後、個展「from U.K.」を開催。現在は雑誌や広告で、人物やイメージ写真の撮影を中心に活動。また、日本の老人の顔をモノクロで撮影した「Another Look」を東京、ロンドンで発表する。受賞歴多数。日本広告写真家協会、英国写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっさん
152
★★☆ 彼は、東出・栗原・廣瀬らと肩を並べる〝暗黒カープ〟の象徴の一人である。在りし日の旧広島市民球場の写真が巻中にたくさん使われており、懐旧の情を強く抱いた。我が青春の一ページですから。2018/01/19
pino
5
一人の選手のワンシーズンを、ドキュメンダリー風に綴った物語です。懐かしの広島市民球場と今はもう天国に旅立ってしまったミッキーの写真もいい感じです。キューンと切ない気分にひたりたい時に開いています。 もうじき野球が開幕します。どんなドラマが生まれるのでしょうか。決して立つことのないグランドに・・・ ・・・オリックスにいた猿のゴウくんはどうしているのでしょうか?2012/03/02
ぱちょ
3
ミッキー、覚えてるよ。かわいかった。ふふふ2016/11/03
涼
1
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2006/10/post_1530.html2017/05/04
夜游の月
0
2005年から2007年、旧広島市民球場で試合中に審判へボールのかごを運んだベースボールドックのミッキーのフォトブック。 架空の2軍選手とミッキーとのモノローグのやりとりの物語が添えられています。 ミッキーがとにかくカワイイ 物語もジーンときます。 あの頃は古い球場で客もまばら。 カープの暗黒時代ミッキーはファンの癒やしでした。 ミッキーは22試合に登板し勝率は6割8分2厘。 この本の後、マツダスタジアムという新市民球場の初めての公式戦の2日前に老衰で亡くなりました。 ミッキー、今でも大好きだよ。 2023/01/05
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