内容説明
人生は愛とイケズの繰り返し。成功は、細いトンネルの先にある。400年の伝統が培った、人間の器を大きくするお金と言葉。
目次
第1章 祇園町の主役は「二十四時間営業」です
第2章 オンナの世界で生きるということ
第3章 人生は愛とイケズの繰り返し
第4章 花見小路を行き交う青春日記
第5章 お花とご祝儀、祇園町の経済事情
第6章 町家と路地から見る京都
著者等紹介
岩崎究香[イワサキミネコ]
1949年、京都生まれ。京都祇園甲部の「置屋岩崎」の女将に見初められ、5歳から祇園甲部に住む。京舞井上流、京地唄など芸の道に励み、15歳で舞妓デビュー、21歳で襟替え、芸妓になる。この6年間売り上げナンバーワンとして数々のお座敷や舞台に出演。29歳で現役引退。05年、岩崎究香と改名、新たな人生を歩み出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんこ
39
歌舞伎役者さんのご子息は幼い頃から稽古事に励まれ、育った環境からも芸に馴染んでおられるので、途中から芸事を始められた一般の人とは歴然とした差が出ると承知していました。舞妓芸妓さんたちも同じなのだと読んで知りました。毎日の積み重ねの尊さには敬意を表したい。舞妓芸妓さんたちにお花代を出す人々の心意気というものもあるのだとも知りました。知らない世界の裏事情を知るのが楽しかったです。ところで「〜ーにゃ」という言葉遣いは祇園言葉なのでしょうか?京言葉としても聞いたことがなかったので驚きました。何回も出てきましたよ。2019/03/11
jj
4
2005年刊。著者は66年から71年まで祇園で6年連続売り上げナンバーワン・レジェンド芸舞妓であったという。祇園における半生を数々のエピソードを交えた内容が面白い。政財界、芸能人など著名な贔屓客は多数あり、掲載写真を見ると人気ナンバーワンというのも頷ける。祇園花街の記載はとても興味深く、350年続く花街文化を同時に垣間見れる内容。2019/10/26
YK
0
岩崎峰子さん。 舞妓さん、芸妓さんにハマったころに読んだもの。