出版社内容情報
大沢 在昌[オオサワ アリマサ]
著・文・その他
内容説明
新宿署の刑事・佐江は、警察の不祥事に関わり自らも死の縁に立った事件を経て、退職を決意していた。そんなとき、所轄違いのH県警捜査一課から、3年前に起きた未解決事件への捜査協力を求められる。なんでも、行方不明だった重要参考人が、「佐江の護衛さえあれば出頭する」とメールを寄越したというのだ。“重参”の名は阿部佳奈。面識すらない女が、なぜ無頼な中年刑事である自分を頼りにするのか?罠か、事件解決への糸口か。ただ真実だけを求めて、佐江はH県に向かう―。
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、愛知県名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で第1回小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年「新宿鮫」で第12回吉川英治文学新人賞と第44回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。94年「無間人形 新宿鮫4」で第110回直木賞、2014年「海と月の迷路」で第48回吉川英治文学賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょちょ
17
シリーズで一番面白くなかった。 3年前H県で起きた殺人事件の重要参考人の女が、出頭するという。 ただし、条件は、新宿署の佐江が自分の身柄を保護するというもの。 その殺人事件の犯人や、それを画策した張本人をあぶりだすというのが、話の大筋だが、この女は実は重要参考人ではなかった。 しかも、佐江と会っても自分の正体を全く明らかにしない・・・、だんだんこの女に腹が立ってきた。 犯人たちも、この事件を画策した張本人も今一つという感じ。 ★★2023/02/21
みみ45
1
タイトルを勘違いして、シリーズ最後を最初に読んでしまった。。2023/05/20
Satochan
0
冴えないおっさんにして敏腕マル暴刑事、佐江が活躍する狩人シリーズ最新作。今回の相棒は若きH県警捜査一課刑事川村。迷宮入り間近の殺人事件の重要参考人が佐江が一緒なら出頭しても良いと言ってくる。「なぜ俺?」と訝りつつも協力する佐江。そしていつも通り「佐江さんが絡むヤマは物騒」になって行く。本シリーズはいつもストーリーが複雑で、筋を追うのに苦労しますが、最新の犯罪動向(⁉︎)を知るにはもってこい。今回もなるほどね、と頷かされます。2022/09/19