内容説明
中国人連続殺人事件を中国政府による“反政府主義者の処刑”と考えた公安は、事件の解決ではなく、中国国家安全部の情報を得ることを最優先とし、佐江たちを翻弄する。一方中国は、共産党の権力者を派遣し、事件の収束を図ろうとしていた。やがて事件は、日中黒社会をも巻き込んだ大抗争へと発展する…。幾重にも覆われた謎が解け、恐るべき真実が姿を見せ始めたとき、眠り続けていた地雷が破裂する!予測不能、現実を凌駕した驚愕のエンターテインメント巨編。
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年名古屋生まれ。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞し、デビュー。91年「新宿鮫」で吉川英治文学新人賞を、94年「新宿鮫無間人形」で第110回直木賞を、2004年「パンドラ・アイランド」で第17回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
7
久しぶりにハードボイルド小説を堪能しました。ときどき読むと、熱くなれていい感じです。2014/02/20
ばなな
2
今までの狩人シリーズ3作目。どうも終わり方が今一だった感じがする。でも刑事の熱血には惚れ込む。今や色々な外国人も日本に滞在し、こんな事件もありうる感じがする。やっぱり大沢さんは「新宿鮫」の印象が強い。新宿鮫の新作は、いつかな?2011/05/03
ハラデグミ
2
佐江が相棒のことで熱くなっていくところが好きだ。情報によるだましあいはゲームのようでもあり、フィクションぽさの中にも情報の怖さを感じた。2010/11/08
タキシードハム
1
前2作のような結末にならないで本当にうれしかった。佐江の気迫がガンガン出されたのは見応えあったけど体型のこともあり血圧とかすごく心配。やっぱ勧善懲悪が一番好きだな。2016/08/12
ゆんた
1
佐江さんのプロ意識と矜恃に共感と尊敬。やはり大沢氏の構成は飽きないなあ2014/10/07
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- 邪魔しないで、エンディングを決めるのは…