内容説明
七月の終わり、いつもの四人組タック、タカチ、ボアン先輩、ウサコら仲間七人は、大学の白井教授宅に招かれた。そこで初めて、みなは教授が最近、長年連れ添った妻と離婚したこと、そして新しい妻の存在を知る。年齢は四十歳前だという、まだ若々しく、妖しい魅力をたたえた女性。彼女を見て、タックは青ざめた。「あの人は、ぼくの実の母なんだ。そして、ぼくには彼女に殺された双子の兄がいたんだ」匠千暁、衝撃の告白で幕を明ける、容赦なき愛と欲望の犯罪。シリーズ最高傑作。
著者等紹介
西沢保彦[ニシザワヤスヒコ]
1960年12月25日、高知県生まれ。高知大学助手を経て95年、トリックの限りを尽くした本格ミステリ『解体諸因』でデビュー。以降、『七回死んだ男』『殺意の集う夜』『猟死の果て』『ストレート・チェイサー』『幻惑密室』『夏の夜会』『異邦人fusion』と話題作を続々と発表する
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