内容説明
米ソ対立の産物として誕生した北朝鮮。建国の動乱の中、金日成はライバルを次々と粛清し、最高権力者への階段を昇っていく―。その裏には、スターリン率いるソ連の支持工作があった!歴史に隠された北朝鮮の真実。
目次
朝鮮共産主義運動の始まり(1918~25年)
植民地朝鮮の共産主義運動(1925~45年)
中国とロシアの朝鮮共産主義運動(1920年代~45年8月初旬)
ソ連の北朝鮮占領初期(1945年8月初旬~下旬)
純粋型連立段階の北朝鮮と金日成の登場(1945年8月下旬~46年初め)
エセ連立から共産党単独政権へ(1946年初め~48年9月上旬)
北朝鮮の南侵準備(1948年9月9日~50年6月24日)
戦争3年間の北朝鮮(1950年6月25日~53年7月27日)
戦後復旧と金日成の独裁確立(1953年7月28日~56年末)
第1次5か年計画の成功(1957年初め~61年9月)〔ほか〕
著者等紹介
金学俊[キムハクチュン]
1943年、中国・奉天(現・瀋陽)生まれ。ソウル大学文理科大政治学科卒。専門は韓国近現代政治、ロシア革命史。東京大学、ロンドン大学などで研究。檀国大学理事長、仁川大学総長などを歴任。東亜日報社長
李東宇[イドンウ]
1960年、ソウル生まれ。気鋭のマンガ家として活躍中
李英[イヨン]
1948年、東京生まれ。早稲田大学文学部修学。朝鮮近現代史専攻。ソウル大学政治学科に留学後、翻訳業に従事
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