会いたかった―代理母出産という選択

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344004559
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

卵子提供、養子縁組の道を模索しながらも挑んだ最後のチャレンジで、5月、代理母のシンディが双子を妊娠。けれども、シンディの不調、心ないマスコミ、無神経な医師によるドクターハラスメント、代理母出産という方法への世間の目、夫婦の亀裂など、たくさんのハードルが待っていた。数え切れない涙を流しながらも、「みんなが幸せな顔」を懸命に明るくイメージして、祈り続けた日々。そして、11月末、突然の破水の知らせにより、予定より1カ月早く、その日はやってきた。「生命」を見つめ続け、あらゆる不条理に向かい合った3年間。人は、こんなにも強く明るく生きられる。

目次

第1章 二度目のチャレンジ失敗
第2章 新しい方法がある?
第3章 三度目の正直へ
第4章 最後のチャレンジ
第5章 嬉しい知らせ
第6章 祈りの日々
第7章 生まれてくれて、ありがとう

著者等紹介

向井亜紀[ムカイアキ]
1964年埼玉県生まれ。日本女子大学在学中に、ラジオのパーソナリティとしてデビュー後、テレビ、ラジオ、エッセイ執筆など、幅広く活躍。94年、高田延彦氏と結婚
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

b☆h

9
涙、涙でした。同じ女性として共感できる部分がいっぱいあった。2007/02/15

再び読書

7
親が子供を虐待死させるこのご時世、愛に満ち溢れた本でした。考え方は百人百様ですが、「子供が欲しい」と言う強い気持ちに何度も涙します。また代理母を引き受けたシンディーやその家族に心を打たれました。向井さんの心の動きも、人間誰しも迷い間違いがあり、瞬間で?ということもありましたが、それを逆に隠さずつづった事も真摯な人柄が感じられます。子を望む気持ちが満ち溢れた素晴らしい本でした。代理母が認められないなら、再婚した際の連れ子も否定しないといけません。いかに子供を思う気持ちが大切だと思います。ネット中傷は論外。2012/12/19

Nodoka

6
何度も泣いてしまった(;_;) 代理母出産するまでの 高田夫妻と代理母シンディとの話。 色んな意見があると思うが、 自分と旦那の遺伝子を残したいという本能は人間誰しも思うもの。 代理母シンディの神様のような心が子供に恵まれなかった夫婦には必要なのではないかな。 お金がないだけで、代理母になるには命懸けだ。 それでも高田夫婦のために命懸けで産んだシンディに尊敬する。 高田夫妻の熱い思いも泣けてくる。こんな夫婦だからこそ命をかけてもいいと思ったのかもしれません2015/04/03

rie

5
「お腹を痛めて産む女性もいれば、亜紀さんのように胸(心)を痛めて産む女性もいるんですね」という言葉にハッとさせられました。 自分のお腹を痛めて産むだけが全てじゃない。皆それぞれ色んな思いや苦労をしながら新しい命に一生懸命向き合ってる。母親という存在の偉大さを再認識したと同時に、自分の元に来てくれた3人の子供達に、奇跡に、改めて感謝です。当たり前のことですが、大切に大切に育てていかねばと思いました。2020/01/24

那由田 忠

5
一気に読んだ。2003年11月末に代理母シンディに双子が産まれるまでの不安と格闘した日々の記録。亜紀さんの生きざまに圧倒されてしまう。代理母を引き受けようというシンディの優しさと強さにも感動する。アメリカ人にはこうした人たちが確実にいるんだよね。先日読んだ『代理出産―生殖ビジネスと命の尊厳』はマイナス材料が多かったので、それを乗り越える人々を応援したいと思った。シンディの子供は5歳で、周りにママがアキのために赤ちゃんを産んであげるのだと話しているそうだ。いろいろな法整備やノウハウが積まれたことがわかる。2013/08/11

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