目次
黙(もだ)の章
天地(あめつち)の章
有情(いきもの)の章
現人(うつせみ)の章
奇(あや)の章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
77
先人たちが自然と向き合う中で生んできた繊細で美しい【音】に関する言葉をこの本で再発見しました。人工的な灯りが普及していなかった時代、夜はひたすらに暗く、静謐な時間が流れていたのでしょう。風の音のかすかな変化、虫の声、さらには花が散る音、霧や霜の音さえも昔の人々は心の耳で聴き直して、言葉にしたためたのかもしれません。さやさや、ひたひた、ざざんざ、そうそう……。生活の変化で失われてしまった音、現代人には聴こえなくなってしまった音。一つの〈文化遺産〉として大切にしたいものだと思います。写真も美しい本です。2015/07/07
遠い日
11
音を名付け、ことばにすることで、音が書かれたものに宿る不思議を感じる。消えゆく音が、命を持って、そこに生きるのだ。美しい日本語を感じずにはいられない。すばらしい写真から、聞こえ来る自然の音にひととき、身を委ねる。こんなにも、古来から日本人は、音に敏感だったのかと感慨しきり。2014/06/16
Squirrel
11
半分は写真。で、これがまた素敵な写真ばかり。読むというよりは、眺める方がしっくりきます。気温が低い時に使われる言葉が好きです。2011/05/28
眠る山猫屋
10
日本語って複雑だけど美しく優しい言語だ。2016/02/12
プンヴァ
8
音に関わる言葉を、きれいな写真とともに紹介しています。奥深い言葉を読み鮮やかな写真を見て、目をつぶって音を思い浮かべました。とても贅沢な時間を過ごさせてもらいました。耳障りな蚊の音でさえ、蚊雷(ぶんらい)という言葉で表されるとまた違った表情に見えるような気がしました。2015/01/27




