内容説明
祈りたいと思うとき、あなたはすでに祈っている―。決して忘れることができない、魂のエッセイ。
著者等紹介
青山圭秀[アオヤママサヒデ]
1959年、広島県生まれ。東京大学大学院・相関理化学専攻博士課程修了。量子物理化学を専門としながら、吸入麻酔薬の作用機序、さらにはインド伝承医学・アーユルヴェーダと、その哲学的基礎に深い関心を持つ。著作・講演活動の他、自らの三十余年にわたる経験を踏まえつつ、2003年より瞑想の指導を始める。カリフォルニア州立大学客員教授、東洋伝承医学研究所副所長、理学博士・医学博士
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
B.J.
3
●問題は、人が自分を好きかどうかではない。自分が、人を好きかどうかだ。 ●祈りは、神を変えない。祈る人を変えるのだ。 ●他でもない、自分自身が自分を縛っている。それ以外の何でもなければ、誰でもない。そのことに気づくことが祈りの始まりであり、終わりである。・・・本文より2020/02/28
紅茶あめ
2
静かな本。読みやすかった。古今東西の祈りの言葉とその解説。出典を調べることが不可能なものもあり、著者のオリジナルもある。パワースポットを渉猟して生臭いお願いごとをするよりも、淡々と暮らすことを大事にしたくなってくる。読むたびに腑に落ちる言葉が違うかもしれないが、そういう読み方をしたくなる本。ラインホールド・ニーバーの言葉の紹介の仕方がにくい。『道は開ける』の事例が古めかしい・字がつまっている・分厚すぎてダメな人にすすめる。2012/04/16