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内容説明
大切な宝物GLAY、家族への愛情、恋人との別れ、詞と曲に込めた想い、音楽の可能性…。共有したい幸せ、耐え難い悲しみ。これまでのこと、そしてこれからのこと。日々、何に苦悩し、何に希望を見出しているのか―。函館で育った久保琢郎として、GLAYのリーダーとして、32年間秘めてきたすべてをありのままに綴った、TAKURO初の著書、堂々刊行。
目次
第1章 家族
第2章 仲間
第3章 東京
第4章 喪失
第5章 幸福
著者等紹介
TAKURO[TAKURO]
1971年、北海道函館市生まれ。ロックバンドGLAYのリーダーであり、ギタリスト。88年、GLAY結成。94年、シングル「RAIN」でデビュー。97年、アルバム「REVIEW~BEST OF GLAY」が発売1週間で300万枚突破、オリコン史上最高得点で初登場1位を獲得する。99年には、「GLAY EXPO ’99 SURVIVAL」に20万人の観客を動員。2002年、7枚目のアルバム「UNITY ROOTS&FAMILY,AWAY」を発売し、10月には日中国交正常化30周年特別記念コンサート「GLAY ONE LOVE in北京」を開催
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
104
自身とGLAYの経歴をはじめ、音楽、家族や元恋人などへの想いを明かす。幼少期の貧困や東京での活動は惨憺たるもので、底なしの絶望を乗り切れたのは音楽への信念とメンバーの強固な絆あってこそ。何より目を引くのが10年に及ぶ元恋人との交際、彼女に入れ込む著者が宗教にハマる母親と重なるのは血の宿命なのか。感化されやすく、継続を重視する彼の性質はGLAYの活動にも通じる。現実は「見切りをつけること」の価値を知らないと「今を大事に」できない。一方で業界の闇は仄めかすばかりで説明を避けており、「圧倒的な閉塞感」を感じた。2021/09/13
きらら@風邪こじらせ中
12
こんな人だったからこんな素敵なメンバーが集まってGLAYになったんだな、と改めて感じる。ここには書ききれないくらい彼はいろんなものを背負っているし…。ところで続編の話はどうなったんですかね?社長!笑2015/01/26
さんつきくん
11
90年代後半に爆発的に売れたバンドGLAY。そのGLAYのギターでリーダーのTAKUROの自叙伝。「永遠なんてない」と悟った幼少期から人気絶頂になった30代前半までが書かれている。上京して初期の無名時代、あのイカ天に出て、芳しい評価を得られなかったことや、泣かず飛ばずだった頃のどこか懐かしい描写。YOSHIKIさんとの出会いとメジャーデビュー。当時の彼女を思って書かれた名曲「HOWEVER」。暗闇を駆け抜ける勇気をくれた当時の彼女さんのミーハーじゃないところがTAKUROさんの創作の泉だったのかと思った。2021/10/19
りえ
7
大好きなGLAYのTAKUROさんの本なので読んだ。かっこよすぎ。恋愛の内容のとこに、TAKUROさんの男らしさを感じる。自分のなかでひとつの恋が終わったとき、ふと聞いたGLAYさんの曲が心に染みた。歌詞がステキ。TAKUROさんの辛い体験があるからこその表現なんだと、本を読んでわかった。 最近は失恋してもしなくてもGLAYさんの曲が大好きです。2013/11/24
ただぞぅ
6
日本を代表するロックバンドと言っても過言ではないGLAY。中学、高校時代によく聞いていたのを思い出す。ビートルズを、ラジオで10日間聞きたいから部活を辞めた人生の分岐点。トーストはいつも、バターを塗った側を床に向けて落ちる。函館から何も後ろ楯もない彼らが東京で地道に活動する姿に自分自身の甘さを痛感する。ロックは金の匂いがしたら駄目とか様々なしがらみがある中、ただ高校生活の夏休みを、終わらせたくなかったと語るTAKURO。最愛だった彼女との別れ。売れたら変わってしまうのは勘違いしなければ自然の摂理だ。2021/09/18