内容説明
その一言で、人は変われる。叱るとは、あなたはすばらしい人間だと教えること。日本人が忘れてしまった、人を育てる大切な習慣。
目次
第1章 愛があるなら叱りなさい
第2章 強い心、感動する心を育てたい
第3章 心をひとつにするために
第4章 人の上に立つからには
第5章 学校の役割、家庭の役割
著者等紹介
井村雅代[イムラマサヨ]
1950年大阪生まれ。中学校で教鞭をとるかたわら、シンクロナイズドスイミングの指導にあたる。85年井村シンクロクラブを設立。教え子の奥野史子が、アトランタオリンピックで銅メダル。シドニーオリンピックでは、立花美哉・武田美保がデュエットで初の銀メダルに、チームでも銀メダルを獲得。2001年7月の世界水泳選手権で、金メダルを目指す
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chocomilk15
4
選手を信じてるからこそ、とことん向かい合って叱る。そしてよくできたと思ったときのみ誉める。そうしないとそのレベルでいいんだと満足してしまう。世界最高峰で戦うためにどこまでも厳しく、愛をもって選手を育てる。ほめて育てようとする風潮に相反するようで根底では同じ。人間が好きで、選手をシンクロの技術力だけでなく人間的に成長させてあげたいと願う井村監督の言葉に触れれる1冊。2016/08/31
飯塚豊
1
愛があるなら叱りなさいを読了しましたが、今の自分にとても響きました。2022/10/25
Pikatyuagarden
1
・さあ、もうこれでお互いいじめはなしや!・先生を偉いとは思わない。だけど、すごいと思う。・分からん、知らんかった、教えて・なんで私やねん・どう、治してほしいか?・山頂に登る道はたった一つやない。いろんな道があるのよ。・アルヴィンエイリー舞踏団・トレーナー白木仁さん・率先垂範2016/03/16
ice
0
個人的には叱られるのが大嫌いで、ずっと引きずってしまうので批判的に読んでみようかと思ったのだが、想像していたものよりも納得できる内容だった。 個人とキチンと向き合ってダメな部分はダメだと思った時にすぐに伝える。その日の気分や相手、状況によってコロコロと言うことを変えたりしない。なにより教える側の人間が教えられる側よりも頑張ってみせる。 当たり前だが多くの人ができていないことが書かれていた。 これを読んで私が叱られるのが嫌いなのは、叱る側に理不尽さを感じることが多々あるせいだったんだなと分かった。2017/02/23
MASA PAPA
0
指導する立場になって、人前で叱るのが良いか、個人面談形式で向かい合って話する方が良いか悩んでいました。特に人前で叱ることが苦手な自分にとって、怒鳴っているイメージがある井村コーチが思い浮かびこの本を手に取りました。この本は約15年前にかかれているけど、今読んでも通じる本だし、15年経った今もリオできちんと結果を出されています。そのような方が書かれている本なので自分も出来ることから少しずつでも取り入れたいなと感じました。冒頭の2択は結果として、どちらも必要であり、時と場合によって自分が感じるように指導をすれ2016/09/30
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- 和書
- 保育士・教員のための憲法