感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつくん
3
元灘校校長和田孫博先生が、私の地元御影出身の嘉納治五郎先生について書かれた伝記本。柔道のイメージしかなかったが、文部官僚、五高、一高、高等師範学校で校長を歴任し、灘校など多くの学校の創設にも関わった偉大な教育者でもあり、小泉八雲、漱石、勝海舟などとも接点があった。日本初のオリンピック招致の最中に無念にも帰国途上の船中で亡くなった。嘉納の唱えた灘校の校是でもある「精力善用」「自他共栄」は今の世の中でこそ重要な意味を持つ。後半は和田先生の灘校想い出話となり、教え子として懐かしい逸話も多くこちらも面白かった。2023/11/15
Avocado Senpai
0
和田前校長の話も