内容説明
「古美術は奥深く、果てしない」そば猪口から“感染”した骨董病の日々を、面白く切なくつづったエッセイ。
目次
心を奪われた、あの夜のこと―病気はそば猪口から感染した
出石の三合徳利―全国に普及、時代劇にも登場
籠目の花瓶 その一―とんでもない芸術作品
篭目の花瓶 その二―傷があるから、愛おしい
古銭収集 その一―安価ゆえ、深みにはまる
古銭収集 その二―立つはずだった和同開珎
政治家の書 その一―持つ手が震えた「草稿」
政治家の書 その二―一流書家の見解に納得
政治家の書 その三―松方正義が詠んだ漢詩
政治家の書 その四―非業の死が価格に反映〔ほか〕
著者等紹介
武田良彦[タケダヨシヒコ]
1957年山形県生まれ。成蹊大学文学部卒。1985年、記者として神戸新聞社入社。但馬総局、東京支社などを経て文化生活部(現文化部)次長、読者室長、編集委員会幹事。2017年定年を迎え18年から公益財団法人神戸新聞厚生事業団勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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