内容説明
日本漢詩の爛熟期、江戸幕末、江戸、京坂、九州の詩壇を席捲した漢詩人が播磨にいた―風雅な世界を、漢詩の第一人者が語る、東京・湯島聖堂での連続講座、初の出版。歴史の中に埋もれた自由奔放な偉才を再評価。幽玄な代表作「芳野」を始め、旅情、人生や故郷・播磨などを詠んだ152首を紹介。
目次
1 代表作「芳野」ほかに親しむ―二松學舎大学SRF特別講座「幕末・明治の漢詩」より(浅処に深意あり;「芳野三絶」読み比べ)
2 『鉄兜遺稿』を愉しむ―湯島聖堂文化講座「日本の漢詩」より(旅をうたう;詩を論ず;友をうたう、師をうたう;日光にて ほか)
3 『安政三十二家絶句』『文久二十六家絶句』入集詩を読む―湯島聖堂文化講座「日本の漢詩」より(我が身をうたう;謙遜と自恃と)
特別講義 夏目漱石「鋸山」
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