内容説明
六甲山麓の名刹に生まれた憲弘と幼なじみの姉妹、清・浄子の恋物語。宗教的倫理観と愛欲の間に揺れる若き出家者の成長の軌跡を、昭和20~40年代の神戸と京都を舞台に、詩情豊かに描く。随所にちりばめられた在りし日の郷土の姿、寺院のしきたりや行事、宗教論など、著者65年にわたる人生の集大成。
著者等紹介
藤井大俊[フジイダイシュン]
昭和17年(1942)9月10日生まれ。昭和40年(1965)佛教大学文学部卒業。昭和43年(1968)大谷大学大学院修士課程修了。平成元年(1989)浄土宗中勝寺住職拝命。神戸市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。