感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gollum
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2005年の神戸大空襲60周年に出版された本。内橋さんの講演と、たかとう匡子さんの「詩集 ヨシコが燃えた」が胸を打つ。書籍としての全体の構成はいまひとつ。特に引用している資料の違いのせいか、同じことに対する記述でも筆者が違うと実数が違うことがままある。せめて注釈でフォローできなかったか。また、神戸空襲をもっと知りたい人たちへの入り口として、資料のポインタ・索引などはもっと充実してもらいたかった。心情的にはわからないでもないが、少し情に流されすぎてしまった編集に思える。2009/08/16