内容説明
本書は、現場教師がスピーキングのテストが何であるかを理解し、実際にそれを実施できるようになることを目標として書かれたものである。テストは、受験する側の学習者も、採点する側の教師も苦痛に感じることが多いが、それはテストそのものが重視され、それにかかわる人間が無視されてきた結果である。それゆえに、人と人とが直接顔をつきあわせて行うスピーキングのテストは、まず第一に、人間中心で作成され、実施されなければならない、というのが原著者の持論である。本書は、全体を通して、学習者の発話を最大限に引き出すための方法を、スピーキングのテストのテクニックという形で具現化したものであるが、当然のことながら、これらのテクニックはテスト目的に限ったことではなく、日常のオーラル・コミュニケーションの授業における言語活動として十分利用できるものである。
目次
第1章 テストのねらいとその実施に必要な手段
第2章 テストの種類
第3章 話す能力を引き出す方法
第4章 採点方法
第5章 テストの評価
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