内容説明
民法のなかには、売買の契約をしたり、お金の貸し借りをするなど、ビジネスに関係の深い規定がたくさんあります。逆にいえば、民法の約束ごとがあってはじめて、安心して取引をしたり、契約をまとめたりできるのです。そこでこの本では、会社と関係の深い条項、とくに契約、物権、債権について紹介します。
目次
第1章 ビジネスゲームも、民法のルールに従って行なわれる―民法とはなにか
第2章 ハンコを押すことだけが、契約ではない―契約とはなにか
第3章 会社に欠かせないのが、売り買いの契約・貸し借りの契約―売買契約・賃貸借契約とはなにか
第4章 “お金を借りる”“仕事を頼む”も、契約で成り立つ―契約にはどのような種類があるか
第5章 契約をしなくても“義務”が生じることもある―不法行為とはなにか
第6章 契約の関係は、一対一とはかぎらない―多数当事者の債権・債務はどうなるか
第7章 契約は、守られないとどうなるか―債務不履行・担保とはなにか
第8章 権利・義務が消滅するとき―債権・債務の消滅原因とはなにか