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内容説明
松本サリン事件に続く地下鉄サリン事件は、天下太平ボケしている日本人を震撼させた。地を這い草を分ける取材が、薮の中のサリン事件の真相を煮つめていく戦慄のドキュメント、平成の慶安事件(由比正雪の乱)ともいえるこの事件の構造を、丹念な取材によって白日の下に焙り出した。七三一本書は、薄氷の上の日本の繁栄と、知らぬが仏で我が世の春の花見に耽っている日本人に差し出された警告の書である。
目次
プロローグ 松本―上九一色村―東京地下鉄サリン事件の「点と線」
第1章 発端
第2章 謎
第3章 風の息
第4章 自衛隊マル秘文書『特殊武器防護』
第5章 サリン合成チャート
第6章 新たな展開
第7章 教祖の予言
第8章 悪魔の白い霧
最終章 中間点に立って
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mimm
2
松本サリンから地下鉄発生まで。リアルタイムのドキュメンタリー。改めて見返してみると、本当に恐ろしい事件であり、恐ろしい教団だったなと。松本サリンの一般人被害者が執拗に犯人にされていく姿も、結構怖い。2011/12/01
大熊真春(OKUMA Masaharu)
0
松本サリン事件から地下鉄サリン事件まで「サリン」がだれによって、どうやって作られたかをリアルタイムに取材・考察したドキュメント。今となっては間違っていたとされている事項もあるが、とてもいいドキュメントだと思う。2017/02/26