Ｐｏｃｋｅｔ ｂｏｏｋ 戦艦大和最後の戦い

三野 正洋【著】

ゴマブックス（1994/05発売）

• サイズ 新書判／ページ数 202p／高さ 18cm
• 商品コード 9784341140687
• NDC分類 913.6
• Cコード C0293

内容説明

昭和二十年四月六日、戦艦大和をはじめとする日本艦隊が沖縄を目指して呉軍港を出撃した。折しも台風が近づいており、大和の天敵である敵艦載機は飛来できない。「菊水作戦」と名付けられたこの作戦は、沖縄に上陸したアメリカ軍を大和の四六センチ砲で撃破しようというものだった。しかし、これを察知したアメリカ海軍は、最新鋭艦アイオワ、ニュージャージーをはじめとする第四四任務部隊に大和迎撃を命じた。巨艦同士による史上最大の死闘はこうして火蓋が切られたのだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[TEDDY曹長]

一民間人として、最後の水上特攻作戦に乗り組んだ方の話を元に書かれている本。軽巡矢矧を沖縄へ送り込むために、被害担当艦として戦艦大和が戦うシーンは痺れます。最後の矢矧の一発も魂の主砲発射で、乗組員の思いがこちらにも伝わってきました。ムダな作戦といえばそうかもしれませんが、あの菊水作戦の意味を今に伝えないと当時の日本軍の軍人達が無駄死にであったと思われるのは大変寂しいものがあります

2013/04/27