内容説明
自律訓練法は心身をリラックスした状態に導くリラクセーション法です。自律神経には交感神経と副交感神経がありこの2つがバランスよくはたらくことで健康を維持しています。ストレスや緊張を感じ続けていると交感神経の活動が強くなりすぎて心身が疲労してしまいます。自律訓練法は交感神経の活動を抑えて副交感神経をはたらかせることで自律神経のバランスを整えます。
目次
1章 自律訓練の基本と標準練習(準備と姿勢;自律訓練法の「標準練習」について;“積み上げ方式”で練習 ほか)
2章 各公式(段階)のアドバイス(背景公式・安静練習;第一公式・重感練習;第二公式・温感練習 ほか)
3章 環境づくりのコツ 姿勢づくりのコツ(ちょっと工夫すれば、簡単に練習が可能;環境づくりは、練習をうまく進める第一歩;リラックスするコツ ほか)
著者等紹介
佐々木雄二[ササキユウジ]
1936年広島県に生まれる。九州大学医学部卒業。九州大学医学部心療内科助手、駒澤大学文学部助教授、筑波大学心理学系教授を経て駒澤大学教授、筑波大学名誉教授、日本自律訓練学会理事長、国際自律訓練法委員会座長、医学博士、日本健康心理学会常任理事、日本催眠医学心理学会常任理事を歴任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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更紗蝦
24
タイトルはちょっと堅苦しい印象がありますが、要はリラクゼーション法の本です。人前で何かを発表する時にあがりまくってしまう場合などにも役立つので、日々の生活の中でストレスが溜まっている自覚が特にないという人であっても、知っておいて損はないです。2021/05/26
ちゅん
2
自律神経に関しては「体内にもう1人の自分が居る」「自分という他人がいる」といったようなイメージを持つと良いと思う。そしてそれにはアプローチすることができると。『ヨガの楽園』の中でどっかの修行人が心拍や呼吸頻度を抑えて土の中に生き埋めにされても平気だった、という著者の目撃談があるが、あり得るんだろうなと思う。一般的に、運動神経には鍛えるという概念の馴染みが有るが、感覚神経には薄い。自律神経に対してはもっと薄い。でも、あるよ、練習すれば出来るよ、というのが本書。鍛えるというより、繋げるというイメージかな。2024/02/05
訪問者
2
これはなんか良さそうな感じ。ひとつ初めて見るか。2016/10/26
beirain
0
以前に自律神経の本を読んだことがあって著者は忘れていたのだが調べてまたら今回と同じだった。 きっとこの道の権威なんだね。 内容としては前回読んだ本とほぼ同じ。 簡単にシンプルになった分、こっちのが読みやすかったか。2021/12/15