目次
序章 闇サイト殺人事件の全貌(詳細;裁判の経緯)
第1章 国民無視の、犯人を守るための司法ですか?被害者が一人では絶対に死刑にならない?(不可解な闇サイト殺人事件の最終審 既にBは無期懲役刑と決まっていた;取り返しのつかない誤審;闇サイト殺人事件にまつわるミステリー)
第2章 闇サイト殺人事件を風化させないでください(「聞いてほしい。犯罪被害者遺族の非痛な訴えを」;闇サイト殺人事件の被害者遺族となって)
第3章 犯人たちを極刑にできないなら、せめて刑務所で厳しく罰してほしい(現在の刑務所は犯人たちを厳しく罰せない;「反省」「更生」と軽々しく言わないでほしい)
終章 被収容者の「緩和ケア」について
著者等紹介
河村龍一[カワムラリュウイチ]
1953年、鹿児島生まれ。東京経済大学経営学部卒業。25歳で仙台矯正管区内矯正施設の刑務官拝命。34年間勤務して退職する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まいこ
6
闇サイト殺人事件の三人の犯人は、キャッシュカードの暗証番号を教えるならば命は奪わないと言った。教えた被害者は「殺さないって言ったじゃない、お願い、話を聞いて」と懇願しながら殺されていったが、その暗証番号は偽の番号で、2960(にくむわ)。教えてもどうせ殺されることがわかっていたのでしょうと母親は推測する。殺害後、ATMで三回トライして現金引き出しに失敗した三人は、すぐに次の獲物を物色するために名古屋駅に集合していたという。「殺害は仕事感覚だ。ゴキブリを殺すのと同じようなものだった」(50頁)。2015/06/21
jack
1
「再犯者・法務官僚」 どちらも、我々と見ている世界が違う。なにより、最大の問題は、市井の人々のみが、貧乏くじをひかされていることだ。☆ 4.82014/07/01