クジラ その歴史と科学

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784341082444
  • NDC分類 664.9
  • Cコード C0045

内容説明

本書ではクジラの生物学、どう守るのかの管理、日本と世界の歴史と文化や現代の情勢をできるだけ事実に即してわかりやすく紹介し、読者の方々に考えや判断の材料を提供する。

目次

第1章 クジラの生態を知る
第2章 クジラを守る―クジラの管理
第3章 クジラを食べる―クジラの食文化
第4章 日本人とクジラのかかわり―日本史に見るクジラ
第5章 世界とクジラのかかわり―世界史のなかのクジラ
第6章 今後クジラとどのようにかかわるか?

著者等紹介

小松正之[コマツマサユキ]
1953年岩手県生まれ。東北大学卒。現水産庁漁業資源課長。IWC(国際捕鯨委員会)をはじめとして、CITES(ワシントン条約)、FAO(国際食糧農業機関)などの国際会議に参加。IWC日本政府代表代理、FAO(国際食糧農業機関)水産委員会前議長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいご

17
メルヴィルの「白鯨」で得た情報のアップデートの為に手に取った一冊です★捕鯨の歴史・食・個体数の状況等幅広くお手軽に学べて面白かったです★「白鯨」には日本捕鯨の状況が記されていないので日本の捕鯨を知るキッカケにもなりました。鯨油の為に乱獲していた事が罪悪感となって民族意識に擦り込まれている欧米諸国が今では強い反捕鯨側になってしまった事で鯨を必要としている国が捕鯨出来ないのはなんだかな〜っとも思いました。ちゃんとした殺生をする事は大切な事だね。世界の裏側を動かしてきた捕鯨の世界、知れば知るほど面白い★2021/03/05

KF

9
著者の小松正之氏は20世紀末から21世紀初頭にかけて、捕鯨対反捕鯨の舞台;国際捕鯨委員会等で米英と堂々と英語で渡り合った。そもそもが「反捕鯨」という旗を掲げて、米国が海洋に撒き散らしてきた害毒から目を逸らす為の「めくらまし」。現在でも捕鯨基地を抱える千葉県人としては恨めしい。反捕鯨はアングロサクソンの国々と海洋国家とは言えない内陸国。彼らがやらかしたことによって海洋生物の生存率がゆがみ、結果として漁業国の漁獲高を減少させてしまっている。 ニュースで当時の小松参事官の雄姿の報道を観て燃え一読したかった。2023/09/27

りっちー

2
クジラについての歴史や文化を日本だけでなく世界を含めて説明している。また、捕鯨にについての沿革や考え方も詳しく、とても参考になる。 捕鯨賛成の立場で書かれているので根拠のない断定もあるが、情報そのものは有意義だと思う。2018/12/23

クロワニ

1
人文科学的要素、自然科学的要素ともにわかりやすかったが、情報が古い(2003年)ので正確性は心配だった。知識の導入として読むにはとても良いと思う。2017/05/02

MIRACLE

1
クジラ類の生態、国際捕鯨委員会(IWC)、日本の鯨食、捕鯨の歴史、クジラ類の資源回復の現状について、水産庁の職員が紹介した本。著者は、水産庁の漁場資源課長(当時)で、本書は4冊目の著作である。捕鯨をめぐる政府間交渉を担当した経験をもつ。本書の良い所は、クジラ類の利用と規制について、概略を知ることができることだ。しかし、筆者はアカデミックなトレーニングを受けていないらしく、出典の明示がずさんで、文献一覧すらない。そのため、「非」歴史的、「非」科学的な内容だった(夏休みの自由研究レベル)。2015/05/29

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