内容説明
フリーメイソンとは、十八世紀のイギリスに生まれた世界市民主義的な友愛団体のことである。その後、組織が急成長するにともなって、巨大な組織力を武器に数々の政治的陰謀をはかっていると見られてきた。たしかに、アメリカ独立戦争、フランス革命、ロシア革命など、世界史を大きく変えた事件には、フリーメイソンの影がつねにつきまとう。そして、いまもなお国際政治の舞台裏で暗躍し、先進国を陰で操ろうとしている、といった説があとを絶たない。はたして本当にそうなのか。本書は、フリーメイソンの歴史を振り返りつつ、その真実の姿に迫っていく。
目次
１ 恐るべきディスインフォメーション戦略―日本の「フリーメイソン観」はここまで歪められている
２ 「秘密結社・フリーメイソン」とは何か？―「迫害と虐殺」に立ち向かったフリーメイソン前史
３ 「近代フリーメイソン」の系譜―国家を超越した「影の世界政府」か？
４ 吹き荒さぶ「革命の嵐」―「アメリカ革命」から「フランス革命」まで
５ 「戦争と平和」の背後に蠢く黒い影―レーニンを操ったのはだれか？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lop
2
フリーメイソンについて、知りたく、入門編として良さそうかなーと思ったのですが、全然入ってこなかった。。。違う本を読んだときの下地になってればいいかな(笑)2016/10/17
みろり
1
わかったようなわからないような。2009/12/13
Yuko
0
言わずと知れたフリーメーソンに関する中世からの歴史を語っている。謎めいていて、いつも陰謀のイメージがついてまわる謎の集団。現代まで脈々と語り継がれる逸話。作者もフリーメーソンなのかなと思わせるフリーメーソン礼賛ぶりが気になる。世界はフリーメーソンによって操られている？2022/12/11
