目次
第1章 「これから語りあいたいことがたくさんあったのに、利佐子は黙っていってしまいました」―神谷と利佐子の出会いから、石垣島での死まで
第2章 「神を知らない私が、神を恨みました。その悲しさ、辛さ。なんで私だけがこんな。言葉になりません」―最初の妻・恭子、二番目の妻・なつ江の死
第3章 「これからは、三人の妻との楽しい思い出だけを心にとどめてすごします」―利佐子の死、失踪、そして逮捕まで
第4章 「汗して働いて得る収入以外に、生活の糧を得ることは、私のもっとも恥とするところです」―保険金請求訴訟から、取り下げまで
第5章 「誰一人として、タバコ以外、利佐子がなにか口にしたのを見ておりません」―白いカプセルの謎
第6章 「“二人の女性を同時に愛する”などという芸当が、できない自分であることは十分承知しています」―神谷の素顔を暴く