内容説明
新聞などで、毎日のように円高、貿易摩擦、外債投資といった大きな活字が踊っているが、国際金融と聞いただけで、拒絶反応を起こす人も少なくない。英語を使って何やらわけのわからない高級そうなことをやっている、自分たちには無関係な世界というわけだ。しかし、これは大きなまちがいで、今や個人の仕事、生活は、国際金融を知らずには成り立たなくなっているのだ。国際銀行マンは、日夜、世界を相手に熾烈なマネーゲームをくり広げている。そこでは、ドルや円をはじめとする各国の通貨と経済が密接にからみ合い、ダイナミックに連動している。読者は、金融マンたちが書いた本書を通して、国際金融の面白さとカンどころをつかむはずである。
目次
1 外国為替のカンどころ
2 国際貸付のカンどころ
3 国際債券のカンどころ
4 マネービジネス新潮流のカンどころ