内容説明
世界の主流は「米語」ではなく「英語」。格調の高さで知られる「ロンドン・エコノミスト」誌の文章作法から、中世からの伝統を受け継ぐ名門パブリック・スクールの“スラング”まで。
目次
第1章 イギリスの英語―日本人の知らない、本家本元の英語
第2章 『The Economist』の英語―正統派イギリス英語のバイブル
第3章 パブリック・スクールの英語―英国通も知らない、イギリス上流階級の英語
第4章 オックスフォードの英語―もっとも正統的なイギリスの英語
第5章 コクニー―気どらない、イギリス庶民の英語
第6章 「イギリス英語」と「アメリカ英語」の違い―イギリス人も、アメリカでは言葉に苦労する
第7章 オーストラリアの英語―国民性が生んだ、気楽省エネ型英語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ted
3
'98年2月刊。△英米圏に長く滞在した銀行員が本場の英語とその方言(米語、豪語)について、興味深いトピックをエピソードを交えて綴ったエッセイ。ジョージ・オーウェルの「よい文章」についての6原則が参考になる。自分をアピールするのが善という価値観を信じて疑わないアメリカ文化は日本人には馴染まない。寧ろ確固たる主張は持ちながらも感情を露わにすることなく、阿るわけでもなく、あくまで控えめに意見を述べるイギリス流の方が日本人には親和性が高い。NZは豪州よりも本国に対する思い入れが強いのは遠隔地ナショナリズムの一例。2014/08/13
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