内容説明
“世界のホンダ”をつくり上げ、“天才技術者”の名をほしいままにした本田宗一郎氏は、仕事を離れた一人の人間にかえったときは、まったく別の“静の人”だった…。30年間にわたり、舞台裏から本田宗一郎氏を見守り、支え、ともに生き、本田氏が心の内を明かせる数少ない“相談相手”だった著者が、知られざる本田宗一郎のすべてを語る。
目次
第1部 人間本田宗一郎の素顔(本田さんの涙;本田さんとともに生きた30年間;努ると目が三角になる;“糸の切れた凧”だった社長;寝室の天井につけたテレビ;「静」と「動」の人;いまもお蔵に残る本田さんの遊び心)
第2部 人間本田宗一郎の原点(本田さんが受け継いだ父の“遺産”;自然のなかで身につけた知恵;大空へのあこがれ;死ぬまで技術屋;さち夫人と二人三脚;人生にとって簡潔なルール)
あとがきにかえて 本田さんとの語らい