内容説明
子どもたちとのふれあいを通して地域に貢献する「富山大学親子フェスティバル」。わずかな資金で学生自らが企画・運営する手作りイベントは、口コミで1万5000人を集める有数の学生イベントに成長した。無気力・無関心な学生が増える昨今、まれに見る情熱的なイベントとして発展する秘訣は何か。やる気・使命感・自信に満ちた学生を次々と生み出す原動力はどこにあるのか。学生の意欲や潜在能力はどう引き出すのか。リピーターも生み出す企画の魅力とは何か。大学の地域貢献はどうあるべきか…担当教員、学生をはじめ、新聞記者・ラジオリポーター、大学関係者など、内外の様々な立場・視点からその成功の秘密と魅力を探る。
目次
第1章 これが親子フェスティバルだ!!(驚きの連続の2日間;まっすぐな想いを伝え続けたい;来場者1万5000人への道のり―親子フェスティバル物語)
第2章 手作りイベント成功の秘密と謎(なぜ学生はこんなに真剣になるのか―リピーターをうむ原動力をさぐる;親子フェスティバル成功の秘密―トライアングルバランス;親子フェスティバルに対する5つの「誤解」)
第3章 人気企画の舞台裏へようこそ(人気企画の作り方;親フェスに賭ける想い;新たな可能性の発掘;親子の架け橋として)
第4章 親フェスから読み解く地域大学の役割(教師になるために、なぜ親子フェスティバルが必要だったのか;行事を「つくる」楽しさ;親子フェスティバルの10年と大学開放の10年)
第5章 データで見る親フェスの10年(まだまだある親フェスの人気イベント;親フェス10年の軌跡)
著者等紹介
竹井史[タケイヒトシ]
1959年大阪生まれ。神戸大学大学院教育学研究科修了。専門は美術教育、幼児教育(造形・遊び)。美作女子大学を経て、富山大学人間発達科学部教授。富山大学親子フェスティバル世話教員代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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