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内容説明
本書では、まず冠循環の微細な血管系の構築を走査電子顕微鏡や共焦点レーザ顕微鏡で観察した結果について記述。ついで、現在行われている冠循環の計測法についてリストアップし、その特徴を鳥瞰するとともに、主として臨床的な方法である超音波法、血管内視鏡、MRI、核医学、放射光アンギオグラフの冠循環診断における意義について述べる。冠循環と心筋メカニクスに関しては、心筋エナジェティクスと冠血流、冠動脈の圧‐流量関係について解説するとともに、冠循環メカニクスに関するモデル論的考察を行う。冠微小循環について、動的可視化法の紹介とともに、血流調節機構と細胞シグナリングの関係および心内膜側と外膜側の微小循環動態の比較生理、さらに最小細動脈が支配する血管床の大きさ、最小血流ユニットを単位とする血流分布の不均一性について分子血流トレーサ法で評価した結果について述べる。冠循環の病態生理については、高血圧における冠微小血管のリモデリング、一過性病変であるスタニングやハイバーネーションのメカニズム、内皮障害時、さらには心不全時の冠循環異常について言及。最後に、治療に関して、日常行われているPTCR、ステント、IABPについて概説したのち、最近の話題である冠血管遺伝子導入療法、冠血管新生法についてレーザ治療を含めて紹介する。
目次
1 冠血管の形態
2 冠循環の動態評価
3 冠循環のメカニクス
4 冠微小循環のメカニクス
5 病的ストレスと冠循環
6 冠循環のバイオエンジニアリング治療
著者等紹介
梶谷文彦[カジヤフミヒコ]
1965年大阪大学医学部卒業。1966年大阪大学医学部付属病院にて研修修了。1967年大阪大学医学部第一内科助手。1967年大阪大学工学部電子工学科助手(医学部助手併任)。1977年工学博士。1977年川崎医科大学教授。2000年岡山大学教授、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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