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内容説明
固体としての炭素は元素としてはたった1種類から構成されているにもかかわらず、ほかの元素と違ってさまざまな顔、形に変身することができるきわめて不思議な物質である。また、現象としては知られているがなぜそうなのか、その本質は、と聞かれるとわからないことが多い。例えば、炭素繊維に魚が群がってくる現象は今のところまったく説明ができない。本書は、こうした炭素の不思議について、これまでにわかっていることを中学生や高校生程度の科学的な知識しか持ち合わせていない読者にも理解してもらうようにわかりやすく記述しようとした。
目次
1 古くて新しい炭素材料(炭のパワー;20世紀を支えた材料 ほか)
2 いろいろな構造と組織(炭素原子の三面相;炭素の仲間たち ほか)
3 炭素材料のつくり方、性質と用途(炭素原子がもたらす性質;炭素原子の三面相と材料 ほか)
4 先端技術を切り開く炭素材料(エネルギーの貯蔵庫;炭素にガスを蓄える ほか)
5 これからの炭素材料(炭素材料開発小史;化学から物理へ、そして ほか)
著者等紹介
白石稔[シライシミノル]
1964年早稲田大学理工学部資源工学科卒業。1964年工業技術院資源技術試験所(現独立行政法人産業技術総合研究所)。1975年工学博士(早稲田大学)。1991年工業技術院資源環境技術総合研究所(現独立行政法人産業技術総合研究所)エネルギー資源部長。1997年東海大学教授、現在に至る
大谷朝男[オオヤアサオ]
1964年群馬大学工学部応用化学科卒業。1967年群馬大学大学院修士課程修了(応用化学専攻)。1974年工学博士(京都大学)。1987年群馬大学助教授。1992年群馬大学教授、現在に至る
京谷隆[キョウタニタカシ]
1977年大阪市立大学工学部応用化学科卒業。1982年東北大学大学院博士課程退学(応用化学専攻)。1982年東北大学助手。1983年工学博士(東北大学)。1991年東北大学助教授。現在に至る
山田能生[ヤマダヨシオ]
1966年大阪大学理学部化学科卒業。1971年広島大学大学院理学研究科博士課程修了(化学専攻)。理学博士(広島大学)。1971年工業技術院公害資源研究所(現独立行政法人産業技術総合研究所)、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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