内容説明
近年、医療などの分野において多くの大規模調査が行われ、常識をくつがえすような知見が続々と報じられている。その一方で結論を誤った報告も多く、世の中を混乱させる原因にもなっている。本書は大規模なデータ解析を行うための最新理論を、数式をできるだけ使わずシミュレーションを中心にやさしく解説した。
目次
1 新しい研究スタイル
2 データ解析の基本作法
3 多変量の世界とは
4 最強の方法
5 究極の目的変数
6 誤りから学ぶ
著者等紹介
岡田正彦[オカダマサヒコ]
1972年新潟大学医学部医学科卒業。1979年医学博士。1986年新潟大学助教授。1990年新潟大学教授、現在に至る。専門は予防医療。2002年に臨床病理学研究振興基金『小酒井望賞』を受賞。米国学術誌IEEE Transactions on Biomedical Engineering副編集長や学会誌『生体医工学』編集長などを歴任。また、社会問題全般について科学データを駆使した論評活動を行っており、『治療は大成功、でも患者さんは早死にした』、『「考える力」がつくやさしい数学』(以上、講談社+α新書)、『暴走する遺伝子』(平凡社新書)などの著書もある
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