内容説明
本書では、初めにコンピュータシステムの歴史、ハードウェアとソフトウェアなどを概説。つぎにC言語でプログラムを作成するための基本的な文法と、構造化プログラミングの手法を簡単な例題で説明している。さらに実際的な問題をコンピュータで解くときの、さまざまなアルゴリズムと実際的なデータ処理の手法を示した。また配列を用いた行列などの計算法、汎用的な関数やリカーシブ関数の定義と引用方法、グラフィックスの基本から応用などをC言語の文法を交えて示す。そして、これらのC言語の文法とアルゴリズムなどの知識をもとに、工学分野の問題をコンピュータで解くときに頻繁に利用されるニュートン法などによる代数方程式の解法、ガウスの消去法による連立方程式の解法、シンプソンの公式による数値積分、ルンゲ・クッタ法による微分方程式の解法などを体系的に示した。
目次
1 コンピュータ概論
2 プログラミングの基本
3 アルゴリズムと統計処理
4 行列と連立方程式
5 関数の応用と再帰的な処理
6 グラフィックス
7 数値計算法入門