内容説明
本書の特色はつぎの諸点にある。微小時間内において、要素やシステムに流入および流出するエネルギーの平衡とか、物質の平衡という数学モデルの出発点を考究し、微分方程式や偏微分方程式によって数学モデルを表現できる基本原理を示し、対象は広く考え、力学、電気・磁気、熱、流体、化学反応などの工学上の基礎的原理を念頭におき、その際、変数やパラメータの内容をSI単位を用いて表すと、数式の物理的意味が対象の種々の分野を超越してただちに理解できることを示す。
目次
1 モデリング
2 力学システム
3 電気・磁気システム
4 流体システム
5 熱システム
6 化学反応システム
7 線形システムの動的解析
8 非線形システムの安定性
9 可変構造制御
10 非線形システムの厳密な線形化
11 非線形オブザーバ