シリーズ システム・制御のニューフロンティア<br> 責任ある人工知能ロボット - 倫理・法・社会的観点から考える未来

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シリーズ システム・制御のニューフロンティア
責任ある人工知能ロボット - 倫理・法・社会的観点から考える未来

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784339034059
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C3353

出版社内容情報

【読者対象】
本書は、AIやロボットの研究開発に携わる工学系の大学院生・学部生、研究者、技術者に加え、AI倫理、法制度、ガバナンス、社会実装に関心をもつ人文・社会科学系の研究者、政策担当者、実務家を幅広く対象としています。

【書籍の特徴】
人工知能(AI)やロボットは、私たちの生活や社会を大きく変えつつあります。その一方で、プライバシー侵害、差別や偏見の再生産、責任の所在の不明確化など、新たな倫理的・法的・社会的課題も生じています。本書のタイトルに掲げた「責任ある人工知能ロボット(Responsible AI Robotics)」とは、AIロボットそのものに責任能力を帰属させることではなく、人間がその開発・運用・利用に責任を持ち、社会実装を適切に方向づけるべきであるという立場を示しています。本書は、「ヒューマン・ファースト・イノベーション」を理論的・実践的視座として提示し、AIと人間の関係をめぐる倫理・法・社会的課題を総合的に探究します。2050年の理想の社会像を起点に現在の技術開発を考えるバックキャストの視点から、次世代を担うZ世代の若者を対象に、日本・英国・米国に加え、中国、シンガポール、チリ、スペインを含む7カ国で国際比較調査を実施しました。AIロボットに対する期待と不安、社会的受容性を重層的に分析し、人を幸せにするAI社会とは何かを探ります。

【各章について】
本書は、内閣府ムーンショット型研究開発制度目標3の研究成果も踏まえながら、AIロボット開発に必要となる倫理・法・社会的課題を体系的に考察します。第1章・第2章では倫理的課題、第3章・第4章では法的課題、第5章・第6章では社会的課題を扱い、国際比較調査をもとにAIロボットの社会的受容性を分析します。最後に、「ヒューマン・ファースト・イノベーション」の核心概念である「自己創造(self-creation)」を提示します。

【著者からのメッセージ】
AIやロボットの開発は、研究者や技術者だけで完結するものではありません。子どもや高齢者、異なる背景をもつ人々を含む多様な利用者の声を取り入れながら、人々の暮らしや社会、文化に根ざしたAIやロボットを設計していくことが重要です。技術の可能性を追求するだけでなく、AI時代に求められるのは、人間の尊厳と幸福を中心に据えたヒューマン・ファーストなイノベーションです。本書が、責任あるAIロボット開発への理解を深め、これからのAI社会のあり方を考える一助となれば幸いです。

【キーワード】
AI、ロボット、AI倫理、AIガバナンス、社会的受容性、ヒューマン・ファースト・イノベーション、自己創造


【目次】

☆発行前情報のため,一部変更となる場合がございます

1.人の暮らしとスマートロボット
1.1 人の暮らしから技術を考える 
 1.1.1 未来の技術を考える 
 1.1.2 暮らしの中から惑星的に考える 
1.2 情報学的転回 
 1.2.1 生命情報・社会情報・機械情報 
 1.2.2 技術哲学 
 1.2.3 情報学的人間観 
1.3 ネオ・サイバネティクス 
 1.3.1 古典サイバネティクスとネオ・サイバネティクス 
 1.3.2 生物と機械のシステム論的差異:オートポイエーシス 
1.4 階層的自律コミュニケーション・システム 
 1.4.1 人間社会のシステム論的モデル 
 1.4.2 HACS 
 1.4.3 HACSにおける機械の位置づけ 
1.5 メディア・アプローチ 
 1.5.1 基礎情報学におけるメディア概念:伝播メディアと成果メディア 
 1.5.2 人間の自律性と技術的人工物の道徳的行為者性・被行為者性 
引用・参考文献

2.技術倫理の構築:AIロボットを中心に
2.1 倫理の基礎 
 2.1.1 倫理 
 2.1.2 倫理理論の立場 
2.2 技術倫理 
 2.2.1 技術倫理の重要性 
 2.2.2 ELSI・RRI 
2.3 AI倫理 
 2.3.1 AI倫理の共通点 
 2.3.2 AI倫理の特徴 
 2.3.3 生成AIが引き起こした議論 
2.4 スマートロボット倫理 
 2.4.1 スマートロボット倫理の指針 
 2.4.2 スマートロボットで特に重視すべき点 
2.5 まとめ 
引用・参考文献

3.スマートロボットの規制とガバナンス
3.1 はじめに 
3.2 スマートロボットのソフト面の規制とハード面の規制 
 3.2.1 スマートロボットのソフトウェアとハードウェア 
 3.2.2 スマートロボットのソフト面の規制 
 3.2.3 スマートロボットのハード面の規制 
3.3 スマートロボットのガバナンス 
 3.3.1 スマートロボットのネットワークと多層的なガバナンスの必要性 
 3.3.2 グローバル・ガバナンス 
 3.3.3 国家・国家連合のレベルでのガバナンス 
 3.3.4 地域社会におけるガバナンス 
 3.3.5 企業におけるガバナンス 
 3.3.6 スマートロボットのガバナンスにおけるデザインの役割と限界 
3.4 おわりに 
引用・参考文献

4.スマートロボットの法的問題
4.1 スマートロボット「AIREC」 
4.2 AIRECについての国内法規範に関するケーススタディ 
 4.2.1 法規範の概要 
 4.2.2 行政法規 

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