内容説明
本書では、システムの伝達関数表現に基づきながら、従来の古典制御の基礎的内容を、近年のロバスト制御を視野に入れた現代的な観点から記述している。特に、制御において最も重要な概念である“フィードバック”の本質的利点が理解できることに重点をおいた。
目次
1 序論
2 ダイナミカルシステムの表現
3 ダイナミカルシステムの過渡応答と安定性
4 フィードバック制御系の特性
5 周波数応答
6 フィードバック制御系の安定性
7 フィードバック制御系のロバスト性解析
8 フィードバック制御系の設計法
9 2自由度制御系
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gill
3
制御工学を一通り学びなおそうと思い、学生時代の教科書を引っ張りだして読み返しました。いやあ、かなり古典制御の理論を忘れていたなあ…。制御工学で学位を取ったのですが…。2021/12/31
いか
0
授業で使っていた。他の本はあまり知らないけれど古典制御の入門としてよいとおもう。 著者の一人である藤田先生のサイトにこの本に準拠した講義ノートがあるのでそちらをあわせて読むと理解がはやい。
おしるこ
0
社会人になって色々制御的な話が出てきたから読んでみた。基礎的な内容はわかりやすいですがちょくちょく天下り的なものもあります。一方この薄さに対して、簡素明快に記述されているので制御工学の基礎を学ぶ上では良書に入ると思いました。2015/11/07
miura
0
見覚えのあるブロック図やグラフが出てきて、この分野に馴染めてきているかなと思いました。2021/11/01
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