内容説明
本書は、全体を10章で構成したが、これらは三つに大分類することができる。1章は序論として、オペレーションズリサーチの歴史、狙い、手法としての特長、応用分野などを学習する。2章から7章では、オペレーションズリサーチにおける汎用的手法を紹介する。線形計画法やネットワーク分析、待ち行列やシミュレーションなどの基本手法を取り上げた。本書は入門書として位置付けているので、数式は最小限にとどめ、各手法の物理的・現実的な意味を詳述する。数学的に厳密な詳細記述を追求するよりは、広く主要な手法の基本アイデアを理解してもらうことを狙っている。8章から10章では、対象指向手法の観点から、日程計画、在庫管理、需要予測について詳述している。ただし、ここで述べる手法は、経営情報処理の古典的な基本手法が中心である。
目次
1 オペレーションズリサーチとはなにか
2 線形計画法
3 ネットワーク分析
4 ダイナミックプログラミング
5 待ち行列
6 シミュレーション
7 階層化意思決定支援手法
8 日程計画管理手法
9 在庫管理
10 需要予測