感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
26
図書館本。片耳難聴になって依頼、最も困るのが音がどの方向から鳴ったのかが非常に分かりづらくなった事ですが、本書も、その課題解決のために何が自分にできるのかを探す上で、本書は非常に学び多い一冊でした。特に、音源定位に関する諸技術について。とは言え、まだ初学レベルの自分には難しい面も多いため、また、自分の知識・理解レベルや技術レベルが上がったタイミングで本書に戻ってこようと思います。2023/08/07
Hiroyuki
2
マルチチャネルの音響信号処理に関して、様々な手法が網羅的に解説されている。一つ一つの解説はそれほど深くないものの、概観するには十分な入門書であろう。この本を読んで、もう少し知りたい事項などあれば各々の技術の専門書に進めば良い。音声は非常に広帯域のため、ビームフォーマ一つ取ってみても通信のアダプティブアレーと構成が違う点などがよく理解できる。広帯域化を続ける無線通信、これからは音響の信号処理との融合が重要になって行くと考えられる。本分野に取り組もうとする若手技術者にぜひ読んでもらいたい一冊。2022/08/17
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- 和書
- 幻燈 - 岩崎信子句集