内容説明
1章は波動現象と光波動の理解をしてもらうための章とした。2~6章までは従来の光学の基礎であり、光の電磁波としての伝搬、偏光、干渉、回折、幾何光学についてふれた。7章は、電磁波としての光の発生に関する章であり、光が電磁波としてどのように放出されるかについて記した。また、簡単な相対論と光速度不変の概念についてもふれた。8章は、量子論の入門である。光との関連で量子力学がどのような背景から起こったかについて解説し、量子力学の考え方の基本の章とした。9章は、本来省略するつもりであったが、あえて目と色をテーマとした。
目次
1 光と波
2 電磁波動と光
3 偏光
4 干渉とコヒーレンス
5 光の回折
6 幾何光学
7 光・電磁波の発生と性質
8 光の量子現象
9 目と色
著者等紹介
大坪順次[オオツボジュンジ]
1973年九州工業大学工学部電子工学科卒業。1978年北海道大学大学院工学研究科博士課程修了(電子工学専攻)。工学博士。1985年静岡大学助教授。1993年静岡大学教授。現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。