内容説明
通信技術の新動向に的確に対処するため、日本学術会議は基盤情報通信研究連絡委員会内のモバイル・グローバル通信専門委員会において、研究開発の戦略、研究情報の流通、研究環境の整備、研究者の育成にかかわる研究開発のあり方の検討を行ってきた。さらにこの専門委員会の中に分科会を設けてモバイル・グローバル通信の現状に関する調査報告書を作成した。本書はその調査報告書をベースとして、編集されたものである。
目次
1 移動通信のグローバル化動向
2 移動通信の標準化体制とその役割
3 移動通信の現状
4 第3世代移動通信の開発動向
5 マルチメディアへ発展する移動通信
6 研究開発拠点
著者等紹介
羽鳥光俊[ハトリミツトシ]
1963年東京大学工学部電気工学科卒業。1968年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。1986年東京大学教授。1999年国立情報学研究所教授、東京大学名誉教授、現在に至る
服部武[ハットリタケシ]
1969年東京大学工学部電気工学科卒業。1974年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。1974年日本電信電話公社横須賀電気通信研究所入所。1998年上智大学教授、現在に至る
中嶋信生[ナカジマノブオ]
1970年東北大学工学部通信工学科卒業。1972年東北大学大学院工学研究科修士課程修了、日本電信電話公社横須賀電気通信研究所入所。1982年工学博士(東北大学)。1992年NTT移動通信網(株)へ転籍。1998年同社取締役、ワイヤレス研究所長。2000年電気通信大学教授、現在に至る
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