出版社内容情報
日本の障がい者スポーツの発展に尽くし、「日本のパラリンピックの父」といわれる中村裕の伝記。オリパラ教育に役立つ1冊。
内容説明
障がい者がスポーツをすることなど、考えられなかった時代。中村裕は、1964年東京パラリンピックを成功にみちびいた。彼の強い熱意が、障がい者の未来を切りひらいた!
目次
好奇心が人を動かす
「リハビリ」って何?
人生の転機が待っていた
運命の旅
障がい者だってスポーツできる
パラリンピックがやってくる
なぜ、海外の選手は明るいのか
障がい者には職業を
障がい者も税金をはらいたい
太陽の家に命を吹きこむ
情熱かたむけた手づくりのフェスピック
妻と子と、そして死と…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
48
図書館本。本シリーズ読破完了! リハビリって昔からあったわけではないのですね。徳川吉宗がソレっぽいことをしたらしいというのはNHKの偉人たちの健康診断でやっていたのを見たけど…。その代わり温泉に入って安静にするというのが主流だったみたいです。運動と安静、仕事と保護。個人的には両者のバランスが大事だと思っています。運動しすぎもケガのもとですし(プロのアスリートの怪我の話はよく聞く)2024/07/18
読書は人生を明るく照らす灯り
19
📕読んだ理由📕パラリンピックの歴史を学びたかった 📘読んだ感想📘保護より機会を!温泉治療じゃなくスポーツを!日本は障害者が、暗くなる理由が多いが、海外のパラアスリートは明るい。理由は職業を持っているから。社会の理解が進んでいるから。 中村先生が残した道を広めたい 📗読んだ後の行動📗パラリンピックに対してもっと調べる 2023/06/16
ゆうぴょん
3
小4娘。パラリンピックの父と呼ばれた(って本を読んで知った)中村裕医師の一生。障害を得たことで保護ではなく、機会(チャンス)を与えること。リハビリという考えがまだまだない戦後間もない日本で、パラリンピックを開催。そレだけでもすごいのに海外選手に比べ、明るさのない日本選手達の境遇を知り、就労システムまで作り上げてしまう凄さよ。彼の熱意にソニーやホンダ、デンソーといった一流会社も障害者就労に力を入れていく。まさにノーマライゼーション。医師として人を治すことは体を治すことだけでなくその人の生活そのものを考える2021/07/16