出版社内容情報
おねえちゃんが借りた本が気になってしょうがないまさのりは、みんなが寝静まったあとで、こっそり読みはじめます。本の名前は「星の王子さま」。お話に感動したまさのりは、作者にあてて手紙を書くことにしました。
内容説明
元気いっぱいで、きらきら明るい。まわりからそんなふうに思われているまさのりくん。でも本当はね…。おねえちゃんのまりあちゃんが、星空としょかんで借りてきた本が気になって仕方がないまさのりくんは、みんなが寝静まったあとで、こっそり本を読みはじめます。本の題名は『星の王子さま』。お話に感動したまさのりくんは、作者のサン=テグジュペリさんに手紙を書きますが…。「星空としょかん」シリーズ第3弾!
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年生まれ。小説家。大人向け、児童向け、ともに著書多数。現在、ニューヨーク州の森のなかで暮らしている
近藤未奈[コンドウミナ]
多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。2018年、第40回講談社絵本新人賞を受賞し、『まよなかのせおよぎ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆっき
27
「星空としょかん」シリーズ第3弾。元気いっぱいで明るいまさのりくん。でも本当は寂しがり屋で孤独で泣き虫。本占いでまりあちゃんが借りてきた『星の王子さま』に夢中。何度でも読みたくなる本に出会えるのは幸せなこと。まさのりくんの悲しみはまさのりくんの友だち。きっと優しくて強い男の子になることでしょう。2023/11/14
遠い日
7
「星空としょかん」シリーズ3。今回は三きょうだいのいちばん下のまさのりくんのお話。外側から見える自分と自分の内面のギャップを知っているまさのりくん。寂しがり屋、孤独、泣き虫と自分を分析する彼は、本占いで飛行機の画集を貸してもらうことになる。夢中で読むまさのりくんだが、お姉ちゃんが貸してもらった『星の王子さま』に惹かれてしまう。本との出会いはどこでどうなるか、こういうところがおもしろい。孤独を知っている子は強くてやさしい。それは痛みを知っているから。まさのりくんが一歩出したアクション、すてきだったよ。2023/11/09
紀梨香
5
まさのりくんが『星の王子さま』と出会って自分の本当の気持ちを知るまで。まさのりくんと王子さまが手をつなぐ挿絵に心をつかまれました。愛らしくて子どもの悲しい心をなぐさめてくれる素敵な一冊でした。2023/11/19