出版社内容情報
小学5年生のひなたは、突然の父親の死で、母親と二人、海の近くにある祖父母の家に身を寄せることになった。ある日、中学2年生の束沙に誘われてサーフィンを体験、その魅力にはまってしまう。母親の猛反対にあうが、内緒でサーフィンを続けるひなた。束沙の指導のもと、どんどん上達していく。そして、地元で開催されるサーフィンキッズ大会に出場することに……。サーフィンの楽しさと、海という大自然の怖さも体感できる1冊。
内容説明
「ひなたちゃんもサーフィンやろうよ」束沙さんにさそわれて、サーフィンを体験したら、ハマってしまった!水しぶきとともに、海の上をすべっていく、ソウカイ感!サイコーに気持ちいい!波を待っているときに、みんなでおしゃべりするのも楽しい。いっしょにサーフィンしようよ、海で待ってるね!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪丸 風人
16
主人公は引っ込み思案な小学5年生。父の急死で海沿いの町に越すことになった彼女が、年上のサーファー女子に出会い、いざなわれて、波に乗る楽しさに目覚めていきます。やりたいことにのめり込むうちに、性格にまで変化が生まれていく流れが微笑ましいですね。ラストまで爽やかそのものでした。サーフィンは私には未知のスポーツでしたが、初心者が逞しくなっていくさまがこまやかに描かれていて、イメージが膨らみやすかったですよ。事故のリスクにもきちんと触れられているところに、作者の誠実さを感じました。(対象年齢は10歳半以上かな?)2024/08/28
gero
0
サーフィン;転校 最近読んだ「七月の波をつかまえて」と同テーマですが、あちらが乗れるようになるのに夏休みの1か月を費やしたのに対し、こちらはゴールデンウィークから梅雨までに学校に通いながら乗りこなして一通り技も習得する天才集団の話です。インドア派とサラブレッドの差なのでしょうが、実際はどれくらいかかるんでしょうね。2024/08/04
じゃみじゃみ
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なかなか良い2024/06/05