ブライアーヒルの秘密の馬

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ブライアーヒルの秘密の馬

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784338287197
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

第二次世界大戦中のイギリス。結核病棟で暮らすエマライン、彼女には鏡の向こうの世界にいる翼のあるペガサスが見える。ある日、馬の長と名のる人物からの手紙で、ペガサスを守ってほしいと頼まれるのだが……。

内容説明

わたしは馬の背中に手を置いて体を引き上げ、けがをしたほうの翼にさわらないようにしてまたがった。たてがみに指をからめ、しっかりとにぎる。こんなふうに馬に乗るのは初めてだ。鞍も手綱もない。わたしの脚の左右には翼があった―。美しさを見出す力を秘めた、孤独な少女の物語。

著者等紹介

シェパード,メガン[シェパード,メガン] [Shepherd,Megan]
アメリカ、ノースカロライナ州生まれ。書店を営む家庭で育つ。処女作である『The Madman’s Daughter』(未邦訳)は、2013年ノースカロライナ州ヤングアダルト賞を受賞。その後も数々のヤングアダルト作品を出版している。現在はノースカロライナ州アッシュビル郊外の農場に、夫と子と暮らしている

ピンフォールド,リーヴァイ[ピンフォールド,リーヴァイ] [Pinfold,Levi]
イギリス生まれ。作家、イラストレーター。デビュー作『The Django』(未邦訳)で、ブックトラスト賞幼年部門新人賞を受賞。『ブラック・ドッグ』(光村教育図書)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞

原田勝[ハラダマサル]
1957年生まれ。東京外国語大学卒。翻訳家。ヤングアダルト小説を中心に英語圏の児童書の翻訳を手がける

澤田亜沙美[サワダアサミ]
1986年生まれ。東京外国語大学卒。カナダ留学後、ヤングアダルト小説や児童書の翻訳にたずさわる。『ブライアーヒルの秘密の馬』が初の共訳書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

83
戦時下のイギリスでは結核に苦しむ子どもが多勢いたという。主人公は、家族を失いブライアーヒル療養所に収容されたエマライン。彼女の前に現れた翼のある馬は現実のものなのか?灯火管制のために窓を覆う毛布、シスター達の黒衣、灰色の空、雪…重く暗い日々にとりどりの色鉛筆が小さな希望の虹を見せる。モノクロームの挿絵がとても美しく、終盤の絵本のような展開はとても迫力があった。2019/11/04

はる

68
第2次大戦中のイギリス、結核療養所で暮らす子供たち。孤独な少女エマラインはある日、鏡の中に翼のある馬を見つける。少女の幻覚だと周りの人たちは考えるが……。引き込まれました。迫りくる戦争と苦しい病い、そして哀しい記憶…。そんなエマラインにとって、唯一の希望の光である翼をもつ馬の存在。このラストは人によってどのようにも解釈が出来ますね。とても優しい物語かもしれないし、なんて切ない物語だと思うかもしれません。2019/06/10

ぶんこ

42
第二次世界大戦中の、子供のための結核療養所で暮らすエマライン。鏡の中に翼を持つ馬を見つけ、翼を怪我した白い馬フォックスファイアを守る為には、虹と同じ七色を集めなくてはなりません。戦時下の療養所には色が少なく、集める度に病は深くなっていきます。それでも一生懸命になるエマラインに「もうやめて、しっかり安静を保って病を治して」と言いたくなりました。使命感の強さを鑑みると、ラストのエマラインからは回復の兆しがみえると思えてなりません。また暖色の無い絵からの強烈な力が、勇気を与えてくれるようで素晴らしかったです。2019/06/24

星落秋風五丈原

33
本作の世界はモノクロだ。途中子供達が書いた絵も登場するが、鉛筆で書かれたような炭色をベースとした細かいデッサンで馬が描かれ、クライマックスシーンのみ、ベースの色が白から黒に変わる。エマラインが見ている世界がまさに色のない世界だからだ。物語の中で唯一鮮やかなのが赤である。フォックスファイアーが対好きな林檎の色であり、子供達が最終段階に達した時に部屋に張られる色であり、子供達が身体から吐く真っ赤な鮮血だ。生かすものと殺すもの、両方に共通する色として強烈な印象を残す。2020/06/29

mntmt

23
雰囲気がとても好みだった。いろいろな疑問が湧くが、答えは読者の中にあるというところがいい。挿し絵とともに圧倒される。またいつか読み返したい。2019/04/30

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