内容説明
ソフィーは、船長さんのパパといっしょに南極へいくことになりました。氷山にびっくりしたり、ペンギンやアザラシとであったり、オーロラに目をみはったり、吹雪で船にもどれなくなったり…。わくわく、どきどきの毎日です。
著者等紹介
レスター,アリソン[レスター,アリソン] [Lester,Alison]
1952年オーストラリア生まれ。1979年に児童書の挿絵を描きはじめ、1985年より絵本や読み物の創作をはじめる。『クライブはわにをたべる』(偕成社)でオーストラリア児童図書賞を受賞、『流砂にきえた小馬』(朔北社)がオーストラリア児童図書評議会推薦図書に選出される。2005年、愛知万博のオーストラリア館でワークショップをおこなう。2012年、オーストラリアの初代“子どものためのローリエット(桂冠作家)”に選ばれ、子どものための活動を精力的におこなっている
斎藤倫子[サイトウミチコ]
1954年東京生まれ。国際基督教大学語学科卒。主な訳書に『シカゴよりこわい町』(東京創元社/産経児童出版文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんこ
50
南極好きには、父親が船長で一緒に南極1ヶ月の旅は魅力的です。オーロラの名前が北極と南極で違うのに驚きました。日記として1日目〜30日目と書かれているのも楽しい。そこに写真と絵があるのもわかり易くて楽しさ倍増。この絵は絵描きのサラの絵と思っていたら、子どもたちの絵だと最後に分かって見直してしまいました。イキイキとしていて素敵でした。裏表紙の見返しに南極の地図と、今まで読んできた南極探検隊の航路が載っていたのが最高に嬉しかったです。2018/10/26
みさどん
22
普通の人なら一生縁がないはずの南極。興味を持つ人の方が少ないだろうけれど、こんな本を読むと、へえーっと思うことがたくさん。知るっていいことだ。南極観測地へ凄腕船長のパパに連れられて行った女の子目線で描かれるので、優しく易しくわかりやすい。リアリティ満載。南極って、世界が見守る、調べる余地がまだまだたくさんある大陸なのだ。2018/10/19
ヒラP@ehon.gohon
21
シャクルトンの南極探検の話をまとめ読みした後なので、とてもホッとできる絵本でした。 あの頃の大冒険からすると、安心して行ける場所になったのですね。 著者の体験を基に、少女を主人公にした南極旅行ですが、南極の自然や、航海中の記録が生き生きと描かれています。 独特な視点で写された記録写真も良いですが、お話を基に子どもたちが描いた絵が一緒になっているところも夢があって素晴らしいと思いました。2017/03/10
あおい
19
9歳のソフィーは船長のパパと一緒に南極大陸へ。物が吹っ飛ぶくらい船が揺れたり大きな氷山やオーロラにびっくりしたり普段経験できない事だらけ。かわいいイラストと写真がたくさん使われていて読みやすい。2017/03/31
遠い日
15
船長のパパに誘われて、南極への船旅。30日間のあれこれは驚きと新鮮な感動に満ちている。実話のような味わいだが、おもしろい試みがなされているのが興味深い。南極は決して白い世界ではなかったという実感が、本当にすばらしい。2016/06/29