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内容説明
タイ、ラオス、ミャンマーなど、東南アジア大陸部の人々は、雑穀などの作物を栽培するとともに、野生の動物や植物を利用しながら暮らしをいとなんできました。焼畑のしくみや田んぼの役割、衣食住のくふう、精霊や物への祈り…。地域の自然をたくみに使いこなす人々の知恵をみてみましょう。小学校高学年以上。
目次
1 東南アジア大陸部の人と自然
2 焼畑の技術―山地
3 焼畑をめぐる暮らし―山地
4 祈りと願い―山地
5 田んぼをめぐる暮らし―盆地・平原
6 祈りと願い―盆地・平原
著者等紹介
ダニエルス,クリスチャン[ダニエルス,クリスチャン][Daniels,Christian]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。1953年、フィジー生まれ。オーストラリア人。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は中国西南部と東南アジア大陸部北部の歴史
落合雪野[オチアイユキノ]
鹿児島大学総合研究博物館准教授。1967年、静岡県生まれ。専門は民族植物学、東南アジア地域研究。京都大学大学院農学研究科農林生物学専攻博士後期課程修了。博士(農学)。東南アジアや東アジアでフィールドワークをおこない、人と植物の関係や植物利用の文化について追究している。おもな研究対象に雑穀、ジュズダマ属植物、染料植物のアオバナなどがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みなみ
2
東南アジアの焼畑農業について。勉強になった。 2017/05/20
ワタナベ読書愛
0
2012年刊行。タイ、ラオス、ミャンマーなどの地域の地形や気候、農業や人々の暮らし方を紹介する写真絵本。焼畑は、長年「環境破壊」という印象があったが、実は、きちんと森林を復活させながら行えば持続可能な農業だった。(本書には書いていないが、森林破壊の本当の理由は内外の企業活動などだと思われる) 森と畑との間で、両方の世界から恵みを受けて暮らす人々は、実は非常に豊かだ。米以外の穀物もたくさんあり、利用法もいろいろ。植物の利用法は実に多岐にわたり、現金収入がなくても十分にやっていけそうに見えた。2022/07/21
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